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ほんだ皮フ科クリニック~皮フ科・アレルギー科~
予防接種

帯状疱疹ワクチン

当院は帯状疱疹のワクチンを二種類用意しています。帯状疱疹のワクチンの接種により、

  • 発症を予防できる
  • 発症しても軽症ですむ
  • 帯状疱疹後の神経痛を予防できる

などの効果が期待できます。ただし帯状疱疹の発症を減らしたり、重症度を抑えることはできますが、発症を100%抑えられるものではありません。ワクチンは50歳以上の患者さんのみ接種できます。



ワクチンの種類

乾燥弱毒生ワクチン「ビゲン」

接種回数 1回 7,000円(税別)

シングリックス®

接種回数 2回(2月間隔) 1回 21,000円(税別)

2種類のワクチンがあり一長一短があります。患者さんと相談のうえで接種しています。

乾燥弱毒生ワクチン シングリックス
ワクチンの種類 生ワクチン リコンビナントワクチン
接種回数 1回 1回接種し、その後2月後もう一度接種する(遅くても6月以内に接種)
予防効果 51% 90%以上(50歳以上97.2% 70歳以上89.8%)
持続期間 5年以上 9年以上
副反応 注射部位の局所症状 注射部位の局所症状
発赤(44%)、かゆみ(27%) 発赤(38%)、腫脹(26%)、疼痛(78%)
腫脹(17%)、疼痛(15%)、硬結(14%)
注射部位以外 注射部位以外
倦怠感(1.5%) 発疹(1.5%) 筋肉痛(40%)、疲労(39%)、頭痛(32%)、悪寒(18%) など
長所 一回の接種で完了する 予防効果があきらかに高い
値段が安い 免疫が低下している人にも接種できる
注射部位の副反応が比較的軽い 持続期間が長い
短所 予防効果が比較的低い 2回の接種が必要
持続期間が短い 値段が高い
免疫が低下している人には接種できない 注射部位の副作用、全身の副作用ともに頻度が高い(大部分は数日で軽快)
 

予防効果

予防効果は圧倒的にシングレックスのほうが高いですが、高価で副反応が強いという欠点があります。また2回接種が必要です。生ワクチンは比較的安価で副反応が軽く接種も1回ですみますが、効果はシングレックスほどではありません。値段や副反応が気にならないのであれば効果の高いシングレックスをお勧めしますが、弱毒生ワクチンも効果がないわけではありません。

 

接種間隔にご注意ください

①乾燥弱毒水痘ワクチン「ビケン」を接種する場合、ほかのワクチンとの接種間隔

注射の生ワクチン(麻疹風疹混合、おたふくかぜ、黄熱など)を接種する場合は、27日以上間隔をあけるようにしてください。
経口の生ワクチン(ロタウイルス)や不活性化ワクチン(インフルエンザ、肺炎球菌、日本脳炎、B型肝炎など)は接種間隔に制限はありません。
新型コロナウイルスワクチンについては、二週間の間隔をあければ接種できます。

②シングリックス筋中用を接種する場合、ほかのワクチンとの接種間隔

注射の生ワクチン(麻疹風疹混合、おたふくかぜ、黄熱など)、経口の生ワクチン(ロタウイルス)、不活性化ワクチン(インフルエンザ、肺炎球菌、日本脳炎、B型肝炎など)については接種間隔に制限はありません。
新型コロナウイルスワクチンについては、二週間の間隔をあければ接種できます。