ナローバンドUVB療法とは、紫外線を照射する治療の一つで、様々な皮膚疾患に効果的と言われます。紫外線(UV)は、波長の長い方から順にA・B・Cの3種類に分類されますが、この治療ではUVBのなかでも文字通り狭い範囲の紫外線を用いることから、「ナローバンドUVB」と呼ばれています。近年、皮膚科での普及が進んでいます。
当院では、全身型紫外線装置を使っており、全身照射型ですから、数分の照射で十分効果があります。小児や妊婦にも使用することが可能です。また、PUVA療法とは異なり、前処置も必要ありません。
症状や患部の大きさ・部位などに応じて、ステロイドなどの塗り薬や内服薬などと併用することもあります。